奥尻島観光
北海道へ来てようやく安定した天気。
結局、7月中は現地の人でも「変な天気だ」を連呼するほどはっきりしない天気でした。
そんな中、バッチリ高気圧が張るタイミングで奥尻島へ渡ってきました。
こちらでの【生活】が主体のため、いわゆる【観光】はこれが初!
フェリーで約1.5時間、片道1700円のフェリーで我々が暮らす最寄りの港・せたな港からは一日一便。
おのずと一泊してこないと行けない島です。
しかも出港がお昼過ぎで着いて宿に入ってをしているとあっという間に夕方です。
下の子は船が奥尻島に着く直前に爆睡してしまったので娘と目の前の海に繰り出しました。
水温も高くて北海道に居ながら海水浴ができるのは想像もしていませんでした。
弱い日差しでもこの透明度の海。バッチリ太陽の海の透明度はのちほど。
しばらく娘とバチャバチャ遊んでいると中学生くらいの子が数人シュノーケリングして潜ったりしているので、
「何か捕れるの?」って話しかけたら、「ウニとかアワビっすよ~!食います?」って。
まぁ地元の子だから、おとがめは無いんでしょうけど衝撃でした。
そのあと水中をのぞいてみたら確かにザクザク。
ですが、そこは紳士を貫き指一本触れずに記憶に留めました。
民宿での晩御飯までは撮影会。
親バカですみませんwですが本当に貴重な時間を子供たちと無駄にしたくない想いが強いんです。
奥尻島の代名詞ともいえるなべつる岩では光の向きもあってか、南国のような水の色が見れました。
(ほかにもたくさん絶景やきれいな海の写真はインスタグラムのほうへ上げています)
島内をレンタカーで一周約3時間。子供にとっては退屈になってしまう景色・景観の島巡り。
子供はやっぱりアクティブに遊べるのが一番楽しいわけで、見るだけ・眺めるだけではちょっと物足りない様子でしたが、我々夫婦にはとても印象に残る景色・景観を見ることができました。
島巡りの最後は、北海道南西沖地震の津波被災の資料や島の歴史などを展示する【奥尻島津波館】。
子供たちは周囲の整備された公園で遊ばせて、オイラ一人で行ってきました。
津波が襲ったそのまさに上に立つ資料館。
案内と説明をしてくれた方の話を聞きながら資料や画像を観ましたが、23年前のあの当時には遠いところの話にしか思っていなかったことが、
この資料館を訪れたことで身近というか、災害に直面・直視しなければいけないと思ったし、常に災害とは隣りあわせ・恐怖すら覚えました。
津波のスピードが約500km/h~600km/h、最大の津波の高さ29m。198名の死者。いまだ不明者23名。北は稚内で発見された方や、兵庫県で見つかった方も。
まだまだこの国の事、知らないことだらけだと実感しました。知ること・伝える事の大切さを噛みしめながら一泊二日の奥尻島を感じてきました。
島の方々の温かい人柄と前向きな姿がとても印象に残った2日間でした。
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